大震災から半年以上が過ぎました。
被災地では、一人ひとりが元気を出そうという事で希望の光に向かって前進しようとしています。

現地へなかなか行けない私達に出来ること、
震災後から常々言い続けてきておりますが、「結婚式で日本を笑顔にしよう」
この思いにつきます。結婚式をやって頂く事・お手伝いさせて頂くことが、
きっと被災地復興の少しでものお役立てになっているモノと信じております。

そんな中、笑顔と感動のウェディングが日々行われています。



6月中旬、セント・ミッシェル教会で模擬挙式を開催させて頂いたときのお話です。
この模擬挙式、毎月一回行っております。
模擬挙式とは、今後ご結婚式を挙げる予定・検討されている方に実際に見て頂くという目的があります。
だから、新郎新婦役のお二人との面識も当然ながらありませんし、
挙式自体の流れも本番のモノと変わることはありません。

この時もこれから結婚式をされる予定のたくさんのお客様にご見学・ご参加いただきました。

しかし、今回の模擬挙式は少し様子が違いました。
見学に来ていたお客様が感動の涙を流し、満面の笑みと心からの祝福の拍手を新郎新婦へ送ったのです。

模擬挙式の新郎新婦役を誰にするかを検討していた中、ウェディングアドバイザーの生井からこんな提案がありました。
「今回の震災で私の担当だったお客様が、結婚式が出来ない状況になってしまったんです。
でも、どうしても結婚式を私がしてあげたいんです、本物の結婚式のようにしてあげたいんです」と。

私もその熱意と思いを感じ、
「分かった、早速ご連絡をして思い出に残るモノにしよう」と指示を出しました。

そこから、電話やメールでのやり取りが始まりました。生井とお客様との日々綴られる思い出への準備。
模擬挙式開催日に近付くにつれて、多くなるメールのやり取りと緊張感。

私も、メールを確認させて頂きましたが、本当にお互いに「信頼」という二文字で繋がっているんだなと感じさせられました。
 そして、「何としても最幸の思い出の日にしよう」という思いを改めて抱かせて頂きました。

そして、待ちに待った模擬挙式当日。

今までメールでのやり取りをしてきた新婦様と生井。お互いに顔を合わせると同時に溢れだす涙…。
「この日が来てよかったですね…」
「生井さんのおかげで夢が叶います…」
涙があふれてお互いに顔も見れないそれくらい、心からの祝福の思いだったのです。

模擬挙式とはいえ、新婦様と生井の様子を見て、ご参加頂いたお客様も何か違うと思ったかもしれません。

模擬挙式が厳かな雰囲気の中始まり、聖歌隊による讃美歌、牧師からの人生の教え、そしてお二人の誓い、
お二人が見ず知らずの方々の前で決意と幸福を祈っての愛の誓いでした。

それら、見るものすべてが、ご参加頂いた方の心を打ち、感動と温かい雰囲気に包まれました。
心が熱く、優しい気持ちになる感動の結婚式となりました。

震災にあわれたことにより、結婚式が出来る状態では無くなってしまった方が沢山いるかと思います。
私達に出来ることは、本当に限られているし、些細なことしかできません。
でも、こうしてこのお二人のように新たな人生のスタートを迎えられるという
意義あるお手伝いをさせて頂くことに心から感謝いたします。

そしてこれからも、「結婚式で日本を笑顔にしよう」を推進していきます。
皆さまに、笑顔あふれる幸せの瞬間が沢山たくさん訪れますように…。

株式会社 鈴屋
那須高原ミッシェルガーデンコート
支配人 鈴木成太朗